ぽぴ丸の英語奮闘記

外資系中小で働きながら英語を学ぶ新米OLの日記

人工ダイヤモンドについて持論展開

ところで皆さん、「天然ダイヤモンド」と「人工ダイヤモンド」と「合成ダイヤモンド」の違いはご存じですか?そして、「なんとなく」という理由でクソ高い天然ダイヤモンドに謎の憧れを抱いちゃってませんか?

未婚の理系芋女である私が理論的に、天然ダイヤモンドの罠について解説します。

 

ダイヤモンドの分類

「天然ダイヤモンド」・・・地球が何万年もかけて作った炭素の結晶体。だいたいアフリカかロシアから掘り出される。めっちゃ高価だけど全世界の全女子の憧れ。

 

「人工ダイヤモンド」・・・工場で人工的に炭素に圧力をかけて結晶体を変化させ、ダイヤモンド構造にしたもの。組成や結晶系は天然のものと全く同じ。値段は天然の半額かそれ以下くらい。

 

「合成ダイヤモンド」・・・有名なのは「キュービックジルコニア」など。そもそも組成が炭素じゃないのでダイヤモンドとは全く異なる物質ですが、見た目はこんな感じでとっても似ています。めっちゃ安い。

 

 

天然と人工、作り方以外に何が違うの?

と思った方、正解です。全く同じなんです。なんなら人工のほうが不純物も少ないし、アフリカで重労働をして掘り出す必要も無いし、どっかの企業が流通量をコントロールしてむやみに値段を引き上げたりするリスクもないんです。

私は婚約指輪も結婚指輪も人工で良いと思う。

だって組成も結晶系も同じなんだもん。

「地球の奥深くに何万年も前から埋まってた」ことにロマンを感じるという意見はたしかに分かる。でもさ、自分で掘ってきたとかじゃなくて既製品なんだから、ほんとに埋まってたかどうかなんて分からなくない?というかただの炭素じゃない?金やプラチナが高いのは分かる。だってまだ「錬金術」も「核融合」も技術的に不可能だから。

でも「結晶系の変化」は圧力さえかければ可能なわけで、すでに技術的に確立されてるんですよ。

夢がない?いやいや、まだ気付いている人が少ないだけですよ。

 

真珠との比較

真珠も昔は「天然か人工か」問題がありました。

天然モノはたくさんの貝を捕ってきて、たまーに見つかる真珠のこと。

人工モノは、「貝に無理矢理石ころみたいなのを入れて、異物と認識した貝が膜を張ってくれるのを待ってから収穫する」というものです。

今は、天然と人工、どちらも貝からできるのだから物は同じだよね、と言うことで業界的には和解しています。(もちろん、プラスチックビーズに真珠っぽい塗料を塗った物は「合成真珠」で全然別物です。)

ここまで読んでくださった皆さん、お分かりですよね。

つまり、ダイヤモンドも真珠と同じ歴史をたどる可能性があるということです。

ちなみにダイヤモンドの老舗「GRAFF」が人工ダイヤモンドのブランドを設立したことで話題になりましたが、エシカル・SDGsがキーワードになるこれからの時代、地球の資源を傷つけずに入手可能な人工ダイヤモンドのほうが良い印象は持たれやすいかも。他の大手もこれに続く可能性は十分にあると思います。

 

結論:

人工ダイヤモンドを買おう。

特にこれから結婚を控えている未婚女子の皆さん。

ぜひ彼氏には「人工ダイヤモンドが欲しいな」と宣言しておきましょう。じゃないと「なんとなく」天然ダイヤモンドにしないといけないような大手ジュエラーの思惑通りになってしまう。気をつけてください。